寒い・・・!!!
大阪とは一味違った寒さなのです。
ここは丹波篠山。
丹波といえば、「丹波の黒豆」が有名ですが、まだあります。
イノシシです。
患者さんでありながら、ゴルフ・グルメと公私に亘ってのお付き合い。
人生の大先輩「スーさん」。
(みやこうブログ2008年10月参照)
http://blog.miyakooh.com/archives/200810-1.html
「院長、イノシシ食いに行こうや。冬はイノシシやで。」
季節限定、冬の味覚を楽しもうという、そんなスーさんに連れられて大阪から1時間半。
クルマを跳ばしてやって来ました。
その粋なお店の名前は「近又(きんまた)」
http://www.kinmata.jp/
城下町独特の落ち着いた街並みに溶け込んだ名店。
皇太子も訪れた、由緒ある料理旅館。
スーさんと共に、早速お店に入ります。
部屋に案内され、付き出しをつまみながら、しばし談笑。
待つこと数分。出ました!猪肉!!
冷凍保存をしていない、まさに「生肉」。
1・猟師さんは、猪を撃った後、清流に2〜3日付け込み、「血抜き」をするそうで、そうする事で猪独特の「くさみ」がまったく無くなる。
2・冷凍ものは「機械」で肉を切るそうで、薄く仕上がるのですが、ここで出される生肉は「手切り」なので、お肉が分厚い。
と女将さんの説明。
・・・納得。
ボクが今まで見た中で1番分厚い「ぼたん」でした。
赤味噌仕立てのダシに猪肉・白菜・えのき・にんじん・小芋・ごぼう・焼き豆腐・こんにゃく・白ねぎ・菊菜を入れて・・・
うまそ〜〜〜!!!
ほのかな山椒の香りが食欲をそそります。
でも、まだお預け。
猪肉は「炊けば炊くほど柔らかくなる」と女将さん。
1回目はお肉は食べず、野菜だけ。野菜の下にひそんだ猪肉には箸をつけてはいけません。
「2回目から柔らかくなったお肉を頂いてくださいね」
女将さんの指示で、1回目は野菜のみ。
でもこの野菜・・・・・・うまい!!!
味噌の風味と、猪の風味が溶け合って・・・絶品!!
口をハフハフさせながら、野菜を食べます。
そうなると、いやが応にも猪肉への期待が高まります。
「お鍋の猪が出来上がる間に、1品どうぞ」と女将。
それがこれ。
猪肉の塩焼き。
これがまた美味い!!!
くさみなど全く無く、脂の部分に旨味が凝縮されています。
こんなに美味しい猪肉・・・・今まで食べたことナイっす!!!
さぁ!!
2回目!!待望の「ぼたん」頂きます!!
!!!・・・・・・・・・・もはや言葉になりません。
美味すぎです。
見た目ほど味は濃く無く、むしろあっさり。
脂の旨味と、赤味噌の味がドッキングされて、塩焼きとは違う、えも言えぬ美味しさ。
・・・・・グス・・・生きてて良かった(半泣き。笑)
野菜・お肉を食べた後、うどんを投入。
こんなに旨味のある出汁(だし)が浸み込んだうどん。
美味しくない訳がありません。
これで終わりかと思ったところに、また女将さん登場。
出汁のなかに、卵を割って落とします。
しばらく火を入れ、半熟になったところで、ご飯の入ったお茶碗の上に乗せます。
出汁をかけて・・・・・
猪エキスの「玉子かけご飯」のできあがり〜〜!!
お味噌と猪肉の旨味が混ざった、とろとろの黄身をかきまぜながら、ごはんを頬張ります。
・・・・もう死んでもいい(笑)
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こうして「猪の宴」は終了しました。
「目で魅せられ」「話で納得」「舌で感動」
最初から最後までの一貫した「いのししエンターテイメント」に感服しました。
スーさん!
ご馳走様でした!
2010年02月18日
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